超音波の振動を発生させるための機器が「超音波振動子」です。
超音波振動子には、「圧電振動子」「磁歪振動子」の2種類がありますが、いずれも高周波電力を投入すると強力な超音波を発生することができます。
現在主流となっている「ランジュバン型超音波振動子」は、2個の金属ブロックの間に圧電素子を挟んだ構造の圧電振動子のことです。「ランジュバン」とはこの振動子を発明したフランスの物理学者の名前です。
また、この2個の金属ブロックを貫通するボルトで締め付けたものが「ボルト締めランジュバン型振動子」(略してBLT)といいます。
このBLTは、構成する金属ブロックの材質・寸法・加工精度、圧電素子の材質・特性・強度、ボルトの締付圧力などの組み合わせにより、発生させる超音波振動を変えられます。
またこれらの構成要素が、超音波振動の安定性や、BLTそのものの強度・耐久性などを左右します。
サンテックではこれらの要素を組み合わせるBLTの設計・製作が可能です。